花柵わわわの二ノ国箱庭

主に二ノ国の二次創作をやっております。たまに別ジャンル・オリキャラあり。動物も好き。 Twitter始めました→https://mobile.twitter.com/funnydimension

【二ノ国小説】part1「罪人共に告ぐ」【※ks&グロ注意】

皆さんこんばんちは(*・ω・)ノ

いよいよ始まった新章、前回より色々力を入れてまいりたいと思います(゚∀゚)


……余談ですが((いきなり何
二ノ国をちょろっと知ってる後輩がいまして、話の成り行きで当ブログに載せたレイナスさん(前回の小説part7の挿絵)を見てもらったところ
「…おや、何か色っぽい。
てか先輩けっこう盛ってますねぇ……w」
とのこと。
“盛ってる”ってのは言わずもがn( 自 主 規 制 )
…や、あのね…当時は何故か「多分そこそこあるよね」というイメージを抱いてたのさ((
仮面状態が色っぽい…てかあの状態の時はわりかしデカかった記憶があったんで(´・ω・`)
で、公式の緑髪レイナスさんを拝見したところ………




す、少なくともマルちゃんよかデカい筈だもんね!(震え声)
(以上、書くことに困った筆者が絞り出した雑談でしたとさヽ(^o^)丿)

二ノ国を脅威に晒さんとする者、またも現る。
しかし、立ち向かう者はもはや救世主達のみに留まらなかった。

ではでは、今回も…ゆっくりしていってね
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二ノ国 magical another world

天地照光~金煌なる光の鳳凰





「ようやく…光が満ちた……」


二ノ国のとある地下空間。
そこは薄暗く、ほのかに土が香る。
更に何者の侵入も許さぬ厳粛な空気が漂っており……さながら古代遺跡のようだった。 
「己を封じ、臥薪嘗胆して取り戻したこの力…」
中央で声を響かせるのは、膝を突き全身を帯に巻かれた人物。
包帯にも見えるそれには模様が入っており、何かしらの魔力が込められていた。
「人間へ衝突させる時が来た…!」
言いつつその者は光を放ち、帯を断ち切る。
光は空間内を照らし、その者の姿も露わにした。

欠けた輪のような装飾を幾つも纏った女。
その足元まで伸びた銀の髪と、赤い瞳の強い照り返しは……彼女の揺るがぬ信念を現す。
「…これまでよくぞ我が眼となってくれた」
女は出入り口の方を見て言った。

「貴女に地上の様子を伝えるのは僕の役目ですので…。
…それよりも…いよいよなのですね」

そこには仮面を付け、銀の欠けた輪を纏う少年が立つ。
彼は女と同じく銀の髪を持っていた。
「ああ…幸福に溺れた人間に想起させようぞ。
そのため流れた我々の血が…どれ程であったか……───────」
そう言って地上へ向かう女を見送ると、やがて少年も地上へ出るのだった。





~白の宮殿・王室~

「あ、貴女は何者ですか…!?」

女王レイナスは戸惑いつつ尋ねた。
彼女の前に立つのは、地下より出た女。
遥か上空に浮く白の宮殿を見つけ出し、女王の元へ辿り着くのは只人ならぬ所業だ。
「間違いない…地上の民・人間内でも危険因子たる“罪人”」
女はレイナスを見つめ、両手に金の大ぶりな輪を発現する。

「……我が名は“ルーフ”。
貪欲なる地上の民を滅却せんとする者だ」

「何ですって……」
レイナスは驚愕し、その直後に真剣な表情を浮かべた。
「つまりは人間の敵、ということですか!」
「左様だ…人間は他の生物、そして世界に対しあまりに危険な存在」
「……ならば答えは一つ、ですね…」
「後には退かせぬぞ、“女王”よ」
ルーフは二つの輪を武器のように構える。
「退くものですか……。
人間だって他の生物や世界と共存できる…何よりそうありたいと願い生きているのです!」
応えるようにレイナスも身構え、その場をかつてオリバー達と戦った異次元空間に変化させた。
「…やはり人とは相容れんな」
一面に広がる宇宙空間を見回すルーフ。
「ならば“罪人”共に告ぐ。
貴公らの有する力そのものが重罪だ。
故に…─────」
それからレイナスに飛びかかった。


「これより“粛清”を執り行う…!!」


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           ~END~